評価
「認識阻害」って設定、発明すぎないか
エロ漫画って設定が雑なこと多いじゃん。催眠とか時間停止とか、まあそれはそれで抜けるんだけど、この「苗床は侵略者の夢を見るか?」は設定の作り込みが段違い。認識阻害能力を持った宇宙人が地球に来て、人間に認知されないまま繁殖するって話なんだけど、これがめちゃくちゃ怖くて興奮する。目の前でヤられてるのに周りの人間は何も見えてないし、被害者自身も「何かおかしい」って薄々感じてるのに、認識が阻害されてて正確に把握できない。この「分かってるのに分からない」って状態がSFホラーとして秀逸すぎるし、エロとしてもゾクゾクする。
日常が侵食されていく恐怖
ナニタ先生がうまいのは、最初は完全に普通の日常から始まるところ。通勤中の電車、学校の教室、自宅のリビング。そういう見慣れた場所で、気づかないうちに宇宙人がすぐ隣にいて、じわじわと女性たちの身体に触れ始める。本人は「なんか今日身体が熱い」「変な感覚がする」くらいの違和感しか覚えないまま、体内に異物を注入されていく。この侵食プロセスの描き方が丁寧で、一話一話読み進めるたびに「もう手遅れだ」って感覚が強くなっていくのがたまらない。
エロと恐怖が同居する独特の読後感
普通の異種姦モノって、触手とかモンスターがバーンと出てきて「うわあ」ってなるパターンが多いけど、この作品はそうじゃない。敵が見えないから、読者だけが「そこにいる」って分かってる状態で読み進めることになる。女性キャラが何も知らずに着替えてたり、お風呂に入ってたりする横で、認識できない存在がニヤニヤしてる。この構図が第三者視点の背徳感を生んでて、普通のエロ漫画とは全然違う興奮の仕方をする。
同人版からの進化、商業単行本の強み
元は同人で出してた「認識阻害で認知されない宇宙人が地球で繁殖する話」ってシリーズが核になってるんだけど、商業単行本化にあたって描き下ろしの新作エピソードやイラストが追加されてる。206ページで1320円、エンジェルコミックスからの出版。同人版持ってる人でも描き下ろし目当てで買う価値はあるし、初見の人なら間違いなくこの一冊から入るのがベスト。ナニタ先生の画力も同人時代から上がってて、女性キャラの表情の描き分けがうまくなってる。恐怖と快感がないまぜになった顔を描かせたら、この人の右に出る作家はそういない。
人を選ぶけど刺さる人には深く刺さる
正直、万人受けする内容ではない。苗床とか異種姦とか、そもそもの性癖が合わないと全然楽しめないと思う。ただ、このジャンルが好きなら「認識阻害」って設定だけで買う価値がある。SF設定とエロが有機的に結びついてて、「この設定だからこそ成立するシチュエーション」がちゃんと用意されてる。触手モノや催眠モノに飽きた人が次のステップとして読むのにちょうどいいし、ダークなエロが好きな人なら絶対にハマる一冊。
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みんなの感想
認識阻害って設定がマジで怖くて興奮する。目の前でヤられてるのに周りが誰も気づかないって状況が頭おかしい
同人版読んでたけど商業版はページ増えてるし描き下ろしもあるから買い直す価値あり
エロだけじゃなくてSFとして面白いから何回も読み返してる。設定の作り込みがすごい
人を選ぶ内容だけど、ハマる人にはとことんハマる。苗床系が好きなら絶対買い
※ 各販売サイトのレビューより抜粋
ここが良い!
- + 認識阻害って設定が天才すぎて他の異種姦モノに戻れなくなる
- + SFとしての世界観がしっかり作り込まれてて読み応えがある
- + 女性キャラが「何かおかしい」と気づいてるのに抗えない絶望感がゾクゾクする
こんな人におすすめ
- 異種姦でシチュエーションにこだわりたい人
- SF設定がちゃんとしてるエロ漫画を求めてる人
- じわじわ侵食されていく恐怖と興奮を同時に味わいたい人
- 触手モノに飽きて新しい刺激が欲しい人
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